ギターお悩み相談室in新潟

新潟市でギター講師をしています。

【音楽理論講座】アドリブ・アレンジで使えるアプローチ【裏コード】

あぁ。。

3/11ブログサボってしまった。。。無念。

下書きは保存したんですけどね(言い訳)!

 

本題に戻りまして。。

今回はプチ音楽理論講座です。

 

みなさん【裏】と言う言葉好きですか?

なんかワクワクしますよね!

【裏】が好きな人はこのブログの続きを読んでみ見てください。

 

 

 

ドミナントセブンスコードってご存知ですか?

 

俗に言うセブンスコード【◯7】と言うやつです。

 

このコードはポップスではほぼ必ず出てくると言っても過言では無いくらい出現します。

 

そして、、割と重要な役割を果たすのがこのセブンスコードなんです。

 

音楽理論では、セブンスコードをドミナントと呼んだりしますが、数あるコードの中でとても不安定な響きのあるコードです。

→なぜ不安定なのか?これはまた紹介していきます。

 

音楽は安定→不安定→安定→不安定を繰り返して行き、聞き手の気持ちを動かして行きます。

 

みなさんも経験ありませんか?

メロデイ、コード進行を聞いて【うぉー!】と心がゾクゾクくる事ありますよね?

 

これが、安定→不安定の繰り返しによって心を動かされて居るんですよね。

音楽って不思議!

 

本題に戻ります。

 

セブンスコードがコード進行に出てきたら、使える便利な技を皆さんにお教えしたいと思います。

 

例えばこんなコード進行

出ました!恒例の手書き楽譜。

見慣れてきましたよね?

 

これが素晴らしいコード進行で、吉幾三さんの【雪國】と言う曲です。作曲も全て吉さんが行われていると今回初めて知りました!

すごく綺麗な進行なんですよね。アコギでぜひ弾いて見てください。

 

そして、原曲にはメタル風な泣きのギターソロが入っております気になる方はぜひチェックして見てください。

昭和の歌謡曲は、本当に素晴らしいコード進行が多いです。

 

本題に戻ります。 

今回チェックしていただきたい部分が・・・ 

7・8小節目の

C♯m7(-5)→F♯7→Bm
(Ⅱm7(-5) →Ⅴ7→Im7)

 

この進行ですが、俗に言う(マイナーの)ツゥーファイブワン進行になってますね。

 

マイナーの楽曲にはほぼ入っているであろうこの進行。

 

ここで!今回の本題!

 

F#7(Ⅴ7)の部分をアレンジして見ましょう。

まずはセブンスコードの構成音を見ていこう。

こんな感じの構成音。F#だとルート®️は2フレットですね。

※●(黒い丸)も構成音です。コードトーンも覚えておくとアドリブで使えますよ♪

 

コードフォームを中心に考えると覚えやすいですね。

ここで今日の本題【裏コード】の登場です。

ここに一つ音を足して見てください。

 そうするともう一つセブンスコードが出現してきますね。

今回はF#7なので新たに。。。【C7】が出現してきます!!!!

※赤で囲ったところがC7の構成音になります(5弦:Root、4弦:3度、3弦:短7度)。

 

こいつがまさにF#7の裏コードなんです。

 

結構無理やり感ありますけど、これが音楽理論なんです(笑)

そして、こう言うところが音楽理論の面白いところでもありますよね。

 

そうすると、上に書いた【雪國】のコード進行で7小節目のF#7を裏コードの【C7】に変えて見ましょう。

 

C♯m7(-5)→C7→Bm

こんな進行ができあがります。

こう言うのがアレンジってやつです。

 

そして、ここからが面白い。

 

裏コードを入れ込むと、ベースラインが半音ずつ下がって行くんです。

半音の動きって力強いコード進行と呼ばれていて、人間の耳に残りやすい進行なんですよね。クリシェとかもそうですね。

 

裏コードは少し無理やり感のあるコードと言いましたが、実は理にかなっているんですね。

 

こう言う部分を曲の中で見つけると少しニヤッとしてしまいますね(^O^)

 

アドリブやソロメイキングでも、バックのコード進行はそのままでもソロだけC♯m7(-5)→C7→Bmを意識したフレーズにすると面白いフレーズになると思いますよ♪

ソロメイキングに関してはまた今度。

 

ぜひ参考にして見てください。

 

追伸

ちなみに、裏コードは置換コードとも呼ばれたりします。